フィンランド ヘルシンキ 現地公共サウナ事情と体験談 ~ひとり旅~

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フィンランドと言えば、サウナ、サウナと言えばフィンランド、と切っても切り離すことができない文化です。フィンランドのサウナ文化は、国民の生活に深く根付いた重要な伝統でもあり、友人や家族と交流するための大切な場でもあります。フィンランドには500万以上の人口に対して約300万のサウナがあると言われており、ほぼすべての家庭やアパート、オフィス、スポーツ施設にサウナが設置されているそうです。

ホテルのサウナ体験

私の宿泊したアパートメントホテル(Noli Katajanokka)にも共同のサウナがついていました。旅の前に、現地でサウナ体験をする気満々だった私。サウナハット、サウナマット、そしてサウナ用の水着も用意していました。

まずは、ホテルにあるサウナを体験。部屋で水着に着替えてその上からパーカーと半パンツをはいて、素足にサンダル、といういでたちで向かいます。持ち物は、サウナハット、マット、バスタオル、フェイスタオル。初めての異国でのサウナにドキドキ。女子更衣室のドアを開けると小さめのロッカールーム。ロッカーの使い方がわからず困っていると先にいらしていた方が、「部屋のキーをこうやって使うのよ」と親切に教えてくれました。

そしていざ女子専用サウナ室へ。先客がひとり。広くはありませんが、白木の段が3段、一般的なサウナのようです。ジャグジー室の方を覗いてみるとそちらは男性がひとり。ジャグジー室は、男女どちらのサウナ室からも入ることができるようになっていました。サウナを楽しむこと約5分?結局、ジャグジーを楽しむ勇気はなく、ホテルのサウナ利用はこの時だけとなりました。日本のサウナのように、隣に水風呂、そして休憩できるベンチなどがあるともっと長居して楽しめたかもしれません。

アラス・シープールサウナ Allas Sea Pool

次は、ホテルから徒歩で行くことができる近場の「アラス・シープールサウナ Allas Sea Pool」へ。

ヘルシンキのマーケット広場近く、そして前回紹介した観覧車の近くでもあるアリスカリオ サウナは、アクセスが非常に良い場所にあります。温水プールや冷水プール、そしてバルト海に飛び込むことができるスイミングエリアも完備されており、リフレッシュできるスポットとして地元の人でにぎわっていました。

ホテルで水着を下に着こんで、同じ荷物を持って徒歩で現地へ。受付、会計を済ませるとロッカーのキーが渡されます。そして女子の着替え室へ、ロッカーに荷物を入れ、バスタオルを持っていざ。まずはシャワールーム。オープンボックスが6か所ほどあって、サウナ前の人、サウナ後の人、それぞれシャワーを使っています。水着の人もいれば裸の人も。バスタオルをかけておくフックがあって、そこにタオルをかけておくようです。土曜日だったので、かなりの人。シャワーの後、サウナ室へ。重たいドアを開けると1面に4段階段にしつらえたサウナ部屋に所狭しと大勢の人が座っています。文字通り、老若男女、いろんな国籍、地元、観光客、親子、友人同士、などいろんな人!ちょっとビビりながらも空きスペースに腰掛けます。全員が同じ方向を向いてすわるスタイルで、全面ガラス張りの窓のバルト海を眺めることができます。ちょっと驚いたのは、とても賑やかだったこと。サウナって静かに入るものだと思っていた・・。

サウナハットをかぶっている人は少数、マイサウナマットを使っている人もあまりいない・・。というのもサウナの入り口付近にティッシュボックスのようなものがおいてあり、そこから使い捨てのブルーのビニール製?のサウナシートがあってそこから一枚とって使っているようでした。気にしない人はシートすら使っていない。屋外を通って奥の方にはもう少し気温の高いサウナがあるようでした。私はこちらの一般サウナで十分だったので行きませんでした。

サウナを出るとテーブルやいすのあるスペースがあり、こちらも全面ガラス張り窓から海とプールがのぞめます。夜にはこちらで飲み物やスナックがいただけるようです。窓に面したスツールに座ってみると、目の前にあるプールや海で泳ぐ人が!マジで?!この日は-2~0℃の気温。日本の真冬の気温ですよね。フィンランドの人がサウナ後に湖やプールにドブンというのは本当だったんだ・・。子どもまで!私も一度こわごわ屋外のベンチに座ってみましたが、ほんの数秒のみ。皆さん、心臓大丈夫なのかなあ。

結局、2,3回サウナと休憩をしただけの私。帰りはロッカーで着替えて、キーを出口のボックスに返すだけ。フィンランドのサウナ文化を目の体験した一日でした。

りんりん
りんりん

恐るべし、フィンランドのサウナ文化

ちなみにこちらのサウナの営業時間は、平日6:30(休日8:00)~21:00。平日6:30からということは、朝一にサウナを楽しんでから仕事に向かう人もいるってこと!ですよね・・。

次回ぜひ行ってみたいのが、ヘルシンキにあるロウリュ(Löyly)というサウナ。今回は予約が取れず残念。人気のサウナのようで希望の時間に行きたいのなら早めの予約が必須のようです。そしてもうひとつ、ヘルシンキから離れて森と湖の中にあるサウナ。こちらもいくつかあるようなので、調べてみようっと。

Have a nice trip

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