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スウェーデンレッドの家が建ち並ぶ可愛い村ダーラ・フローダ散策 北欧2週間旅8日目後編

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ダーラ・フローダの村でどこを歩いても目に入ってくるスウェーデンレッドの家々。その家々が本当にかわいらしくて、まるで童話の世界に迷い込んだようです。リンドグレーンの「やかまし村のこどもたち」に出てくる子どもが、今にも元気に飛び出してきそうな雰囲気です。

スウェーデンレッドの秘密

スウェーデンの家によく使われている赤色は「ファールン・レッド」と呼ばれる顔料で、銅山の副産物から作られています。特徴的なのは、ただ美しいだけでなく木材を雨や風から守る防腐剤の役割を果たすこと。スウェーデンの厳しい自然環境でも長く家を保つことができ、スウェーデンらしい風景を象徴する色として今も愛され続けています。

可愛い村を散策すると

赤い家並みを眺めながら歩くだけで心がほっこり和むようです。窓辺には、小さなダーラナホースが飾られていたり、工夫がそれぞれにあって、おうちウォッチングが楽しい。庭に子どものための小屋や遊び場があったり、それぞれの家らしさがあって飽きません。

村歩きをしていると、なんと「小さな鶏専用の横断歩道」を発見! 「鶏はどこ?」と探してみると、実はブリキで作られた鶏のオブジェ🐓。自然な色にペイントされ、本物と言われても信じてしまいそう。遊び心満載のユーモアに思わず笑顔になってしまいます。専用の横断歩道を用意してもらうなんて、鶏くんも幸せそうです。

夏至祭(ミッドサマー)の名残り、メイフラワーポール

広場には、6月に行われるダーラナ地方最大のイベント「夏至祭」で立てられたメイフラワーポールがまだ残っていました。花はすでにしおれていましたが、夏の始まりの喜びを感じさせてくれる名残の姿。きっと6月には、村の人々が花冠を頭にのせて歌い踊ったことでしょう。その時期に訪れるのもまた素敵だと思います。

スウェーデンの夏至祭 1年で最も日が長い時期に合わせて行われる大切な伝統行事。村人たちは花や葉で飾られたポールを立て、その周りで子どもから大人までが花冠をかぶり、民族音楽に合わせて輪になって踊ります。定番は「小さなカエルの歌」を歌いながらのダンス。草原の上に笑い声が響き、夜でも明るい白夜の空の下、家族や友人と一緒に食卓を囲み、ニシン料理や新じゃが、いちごのケーキを楽しみます。

りんりん
りんりん

可愛い家並みや住む人々の遊び心、そして季節の名残まで、ダーラ・フローダは歩くだけで物語が生まれるような小さな童話のような村でした。

Have a nice trip

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