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長野・安曇野ちひろ美術館 何度でも訪れたくなる いわさきちひろの世界 見どころ7選

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淡い繊細な優しいタッチで子ども達の絵を多く残したいわさきちひろ。きっとどこかで出会っているはず。そして多くのファンがいることでしょう。長野県北安曇郡松川村にある自然に囲まれた安曇野ちひろ美術館(Chihiro Art Museum Azumino)にぜひ。

👉 https://chihiro.jp/azumino

ここは、絵本画家いわさきちひろの作品と世界の絵本画家の原画約28,000点という規模を誇る、絵本に特化した国内の美術館です1997年、東京の姉妹館の20周年を記念して開館しました。ここも安曇野アートライン(安曇野市から白馬村まで約50kmにわたる地域に点在する大小の美術館や博物館を結ぶアートのルート)のひとつです。

私はこれまでに2回訪れていますが、いわさきちひろの優しい世界観を持った他に類をみない癒しの美術館。何度でも訪れたくなります。

いわさきちひろ作品 挿絵作品&著作本

たくさんの絵とともに、絵本の挿絵、自身による著作絵本もあります。その中のほんの一部をご紹介。きっと読んだことがある懐かしい絵本があるはず。

いわさきちひろ挿絵の本

  • 『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子・著/講談社):名作エッセイ。ちひろさんのやわらかな挿絵が印象的です。
  • 松谷みよ子さんとの共作シリーズ(赤ちゃん絵本):『あかちゃんのうた』『おふろでちゃぷちゃぷ』『もしもしおでんわ』など、0~2歳向けの絵本に挿絵を提供
  • アンデルセン童話シリーズ:『おやゆびひめ』『しらゆきひめ』『はくちょうのみずうみ』など、名作童話を立原えりかさんの訳とともに、美しい挿絵で再構成
  • 『つるのおんがえし』(宮沢賢治文/松谷みよ子訳・岩崎ちひろ絵、偕成社刊、1966年)

いわさきちひろ自身の著者絵本

  • 『ひとりでできるよ』(I Can Do It All by Myself)1956年:自立する子どもの姿を描き、高く評価された絵本
  • 『あめのひのおるすばん』(Staying Home Alone on a Rainy Day)1968年:雨の日に一人で留守番する女の子を、繊細な水彩で描く代表作
  • 『ことりのくるひ』(The Pretty Bird) 1971年:少女と小鳥の繊細な心の交流をテーマにし、グラフィック賞を受賞
  • 『戦火のなかの子どもたち』(Children in the Flames of War) 1973年:ベトナム戦争を背景にした反戦絵本で、ライプツィヒ国際図書展で評価されました
  • 『赤い蝋燭と人魚』(The Red Candles and the Mermaid)1974年:遺作となった、悲しく美しいファンタジー絵本

安曇野ちひろ美術館の見どころ7選

豊かな自然に抱かれたこのスポットは、美術館だけでなく、その広大な敷地内をゆっくり時間をとって回りたいところです。その見どころをご紹介します。

いわさきちひろ作品&世界の絵本原画展示

国内外の絵本画家の作品が展示されています。ちひろの原画や代表作など絵本ファンには必見の内容です。絵本を手に取ってゆっくり楽しむことがのできるミニ図書館も。

安曇野ちひろ公園(約53,500㎡)

北アルプスを望む広大な芝生と清流・乳川に囲まれた公園。トットちゃん広場などの屋外も充実しています。きれいな水の流れる小川では、子ども達が足を浸して遊ぶ楽しそうな声が響きます。山々をバックに広がる芝生でゆっくり過ごすのもいいですね。

ちひろの黒姫山荘(くろひめさんそう)の復元

敷地内には、いわさきちひろが制作の場として愛した黒姫山荘の復元家屋が建っています。黒姫山荘は、1966年、黒姫高原の野尻湖を見渡せる絶好の地に、いわさきちひろがアトリエ兼別荘として建てた山荘です。ちひろは毎年ここで絵本の制作に取り組んでいました。黒姫の自然にインスピレーションを得た作品群がこの山荘で生まれました。家の中に入ることはできませんが、窓から室内の様子をうかがうことができます。

トットちゃん広場と電車教室

黒柳徹子氏の『窓ぎわのトットちゃん』にちなんだ遊び心いっぱいの「電車教室」。体験交流館も併設されています。電車の中は図書館のようになっており、入ることができます。子ども達がよろこぶこと間違いなし。

絵本カフェ

北アルプスの眺望が楽しめるカフェで飲み物や軽食、「ちひろのおやつ」の数々をセルフサービスでいただくことができます。松川村の地元食材を使った限定メニューの数々、「りんごの天使(紅玉アップルパイ)」、「木の葉の精(メープル風味パウンドケーキ)」、そして、「ちひろが愛したいちごのババロア(いわさきちひろが好んだ「新宿すずや」さんのレシピを再現したもの)」があり、絵本を読みながら楽しめる空間です。どれも優しい味のどこかなつかしいおやつです。

ミュージアムショップ

ショップでは絵本、画材、おもちゃ、絵葉書、ポスターなどオリジナル商品が揃います。カフェでもいただける「りんごの天使(紅玉アップルパイ)」、「木の葉の精(メープル風味パウンドケーキ)」も購入可能です。お土産にいいですね。

りんりん
りんりん

私はたくさんの絵葉書を購入して、家では季節ごとに額縁に入れ変えてちひろの世界を楽しんでいます。ちひろの絵は、亡き母も好きでした。水彩画の優しいタッチで子どもたちの表情をやさしくとらえています。

アクセス:JR大糸線「信濃松川」駅より、徒歩30分/レンタサイクル15分/タクシー5分

☆彡 私は一回目はレンタサイクルで、二回目は徒歩で、ランチに安曇野のお蕎麦を食べてから向かいました。安曇野のお蕎麦は美味しいです。おススメはこちら ⤵

そば処こうや ー 信濃松川駅とちひろ美術館(徒歩約12分)の間ぐらいにあります。家庭菜園から取れたての季節の新鮮野菜のサクサク天ぷら+つるつる蕎麦が名物。

東京にも「ちひろ美術館・東京(Chihiro Art Museum)」があります。そちらにもぜひ。 

👉 https://chihiro.jp/tokyo/

Have a nice trip

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