
いよいよ待ちに待った日がやってきました!
今回の旅の一番の目的「フィンランドの森を歩く一日ツアー」に参加します。
実はこのツアー、昨年4月末に申し込んでいたのですが、なんとヘルシンキ20年ぶりの大雪に見舞われてキャンセルに…。今回はそのリベンジでもあります。
フィンランドの国立公園といえばヌークシオ国立公園が有名ですが、この時期は観光客も多く混雑しがち。私は静かな森を求めて、このリエスヤルヴィ国立公園(Liesjärvi National Park)のツアーを選びました。

フィンランドには40以上の国立公園がありますが、リエスヤルヴィはその中でもあまり知名度が高くない穴場ともいえる存在。混み合うことが少なく、静けさと自然の息づかいを感じられる森として地元の人にも人気です。結果は大正解!まさに求めていた「フィンランドの森と湖」を味わうことができました。
リエスヤルヴィ国立公園(Liesjärvi National Park)
リエスヤルヴィ国立公園は、フィンランド南部・タンペレとヘルシンキの中間あたりに位置する、自然豊かな国立公園です。ヘルシンキから車で約1時間半とアクセスも良く、日帰りハイキングにぴったりの場所。ただ、車でないと行くことができない場所でもあるので、今回ツアーに入ることにしたのです。





公園内には、いくつもの湖と湿原、そして手つかずの森が広がっています。平坦な道が多く、初心者でも歩きやすいコースが整備されているため、ハイキング初心者にも安心。ブルーベリーやリンゴンベリー、きのこなどの野生しており季節ごとに楽しめるのも魅力のひとつです。
出発からハイキングへ

当日は朝から快晴。9:00、ヘルシンキの国立現代美術館キアズマ前の集合場所へ。迎えのミニバンは時間ぴったりに到着しました。参加者は私を含めて5人。少人数でアットホームな雰囲気です。
車で約1時間半、途中スーパーでコーヒー&トイレ休憩を取りながら森へ向かいました。現地に着いたのは11時ごろ。いよいよ森の中を歩き始めます。
静かな森の中をハイキング


リエスヤルヴィの森では、他のハイカーに出会うこともほとんどなく、聞こえるのは風と鳥の声だけ。ガイドさんはとても自然に詳しい方で、歩きながら森の植物やキノコ、動物の話をしてくれました。ブルーベリーの茂みがあちこちに広がり、湖が顔をのぞかせる景色は、まさに心に描いていたフィンランドの森。静かな湖には、白鳥の姿が。


道はほとんどアップダウンがなく、とても歩きやすいコースでした。1時間少し歩くと、湖畔の小さなキャンプ場に到着しました。
湖畔で楽しむランチタイム ☆ サーモンスープレシピ

ここでランチタイム。ガイドさんがランチの準備をしてくれる間、参加者は思い思いに過ごしました。辺りを散策したり、湖を眺めたり、ブルーベリーを摘んだり、自由に森を感じる時間でした。



メニューはフィンランドならではのもの。サーモンスープとクネッケ、シナモンロール、そしてブルーベリージュース。
木のテーブルを囲んで、みんなでなごやかにランチを楽しみます。ガイドさん手作りのサーモンスープは本当に美味しくて、全員でおかわり!森の中でいただく温かいスープの味は格別でした。
隠し味はチーズだそう。レシピもいただいて帰国してから作ってみました。
少し雷の音が聞こえて一雨来るかと思ったのですが、結局少し降っただけでお天気が崩れずラッキー。雨が降った場合に逃げ込める小さな木のテント小屋がありました。パチパチ燃える火が心地よい。



森を抜けて、ブルーベリー摘み体験も


食後は別ルートで再び森の散策へ。途中、ブルーベリーがたくさん実る場所に立ち寄り、ブルーベリー摘みもしました。ガイドさんが持参していたブルーベリーピッカーを貸してくれて、ただ無心になって摘み取り。
フィンランドの家庭や学校では、ブルーベリー摘みはこの季節の定番行事なのだそうです。摘んだブルーベリーはお土産に。翌朝の朝食にいただくのが楽しみに。



ヘルシンキへ帰還
森を満喫したあと、再び車でヘルシンキへ。
途中で一度休憩を挟み、渋滞もなくスムーズに戻ることができました。予定どおり16時ごろ、集合と同じ場所に到着。道中参加者の皆さんとのおしゃべりもはずんで、心に残る一日となりました。


念願の「フィンランドの森ハイキング」と「森の中でのランチ」を満喫することができました!静かな森で過ごす、何とも贅沢な時間でした。
Have a nice trip ❢
