
滞在中、「命ゆくい滞在」プランの一部として用意されていた『畑あそびと十時茶体験』。(9時半から11時前までの約80分)心と身体を整える豊かな時間を過ごすことができました。
この日の参加者は、なんと私ひとり。思いがけず、贅沢なプライベート時間となりました。案内してくださったスタッフの方の知識がとにかく豊富で、園内を歩きながら、植物のこと、蝶々のこと、島の食文化のことなど、次々と興味深い話が広がっていきます。
竹富島ではお米がとれないため、かつては芋が主食だったこと、「ヒハツ」という名で売っているスパイスは、実は「ヒハツモドキ」だということ。ホントのヒハツはこれ⤵

植物の名前の由来や、施設を作った当初に植えられたハーブの話、、、。
「知識」というより、「島の暮らしの記憶」を聞かせてもらっているような感覚でした。
希少な蝶との出会い

園内では、ハーブ園をはじめあちこちで、さまざまな種類の蝶々がひらひらと舞っていました。冬とはいえ、さすがは竹富島。思わず足を止めて見入ってしまいます。その中で教えてもらったのが、ひときわ大きく、しかも希少だという大胡麻斑(オオゴマダラ)という白い蝶々。この蝶々がここだけに卵を産むという植物ホウライカガミ(キョウチクトウ亜科)が、“この蝶のためだけ”に植えられていました。

しかも、なかなか姿を見ることができないと言われているその蝶々に、なんと2回も!出会うことができました♪何だかいいことがありそうで、妙にうれしくなり、つい蝶を追って園内をさまよっていた(ちょっと怪しい?!)私でした。
命草(ヌチグサ)を収穫する


まずはハーブガーデンへ。ここで“命草(ヌチグサ)”と呼ばれる植物や、ハーブの効能について教わりながら、実際に収穫体験をします。


この日収穫したのは、4種類のハーブ(左から、ウイキョウ、ハママーチ、クミスクチン、月桃)。中でも、ウイキョウ(フェンネル)は、とても爽やかでやさしい香り。胃腸を整える作用があるそうで、その時の私にちょうど必要なハーブでした。
持ち帰ったフェンネルは、ポケットに忍ばせて香りを楽しんだり、枕元に置いたり、お風呂に入れてハーブバスにしたり。滞在中ずっと、静かに香りと共に寄り添ってくれる存在でした。
ピーヤシの収穫
園内には、ピーヤシ(島胡椒)が実った場所が一か所だけありました。あちこちに植えられたものの、なぜかここだけが育ち、冬に収穫を迎えるのだそう。そのピーヤシを実際に収穫させてもらえるという、貴重な体験。「育つ場所を選ぶ」という話が、妙に心に残りました。

島のスパイスでチャイ作り
後半は、ゆんたくラウンジに戻って十時茶(じゅうじちゃ)体験。十時茶とは、十時にお茶やお菓子をいただく島の習慣だそう。



まずは、すり鉢に、ピーヤシと赤い実(軽く電子レンジで炒ったもの)、クローブ、シナモンなどを入れ、ゴリゴリとすり潰します。それを少し乾かし、水と温かいミルクを加えて…出来上がったのは、島の香りが詰まったチャイ。ピパーチ(島胡椒)がほんのり効いてスパイシー。そのままでも美味しいですが、少しお砂糖を入れると、また違ったやさしさに。飲むと、体の芯からポカポカじんわり温まっていくのが分かります。

静かにゆっくり、そして深く満たされる体験
ハーブの名前や効能の説明もたっぷりしていただき、終わる頃には、心も体もすっかり満たされてリラックス。島の暮らしと命に触れる豊かな時間。これは間違いなく、「参加してよかった」と心から思えるアクティビティでした。
Have a nice trip❢
