北海道 釧路 広大な釧路湿原に沈む美しい夕日に魅せられて ~ひとり旅~

この記事は約3分で読めます。

釧路湿原(くしろしつげん)は、北海道東部に位置する国立公園に指定される日本最大の湿原です。原生的な自然が残されており、手つかずの風景が広がっています。湿原内を流れる川や湖沼、森林、草原の風景は、湿原ならではのもの。また、多様な動植物の生息地としても知られています。特に絶滅危惧種であるタンチョウ(丹頂鶴)の繁殖地として有名で、他にも多様な野生動物を観察することができ、バードウォッチングや動物観察を楽しむ観光客にも人気です。

私が訪れたのは、8月末、残念ながらタンチョウには出会えませんでした。タンチョウを見るには、やはり冬がいいようです。

広大な釧路湿原では自然を楽しむための多くの展望台や遊歩道が用意されています。坂道はほとんどないのですが、全てを歩こうと思うと2日間はかかるかもしれません。広大な湿原の中は、遮るものが何もなく夏の日差しがかなり強く、案内センターでしばしの休憩をとりつつ、回りました。歩くのが平気な私でもかなりの距離。森の中では木々に日差しが遮られて快適でした。木製の遊歩道は、どちらも美しく整備されていて気持ちよく歩くことができました。

釧路湿原はその広大な自然と豊かな生態系、そして四季折々の美しさが魅力的です。湿原を楽しむためのアクティビティも充実しており、自然愛好家や野鳥観察者にとって理想的な場所です。絶滅危惧種の保護やラムサール条約の登録地であることから、自然の尊重が求められる特別な地域でもあります。

釧路湿原に沈む夕日も、広大な湿原と空が織りなす美しい光景として人気があります。特に夕日の絶景が楽しめる代表的な展望ポイントで最も有名なのが細岡展望台。湿原を蛇行する釧路川と広大な湿原が広がる風景を見渡すことができます。湿原の彼方に沈んでいく夕日は、川面や湿原に反射し、幻想的な光景を作り出します。湿原の自然と調和した壮大な風景を堪能できます。

その日の夕陽が沈む時間を調べてその時間に合わせて展望台へ。たくさんの観光客が夕陽を見ようと集まっていました。ただ、その時は8月の末、夕刻になると大きい蚊が大量発生していて、少しでも止まると蚊で覆われる感じ💦虫よけスプレー必携でした。蚊に辟易してあきらめて帰る人も。ずっと動いたり、歩いたりしながら夕陽を待つ時間が長く感じられました。それでも、その壮大で美しい夕陽と風景は一見の価値ありでした。

【アクセス】JR釧路駅を拠点として電車やバスでアクセス可能です。JR北海道の釧網本線(せんもうほんせん)は、釧路駅から網走駅までを結んでおり、湿原内にいくつかの停車駅があります。行きたい場所によっては車が便利なところも。レンタルバイクで湿原内をめぐる方法もあるようでしたが、かなりの距離になり、時間も限られるため、今回は断念。各地の遊歩道を歩くのもかなりの距離があり、要脚力です。

私は、2日間で可能な限り、列車とバスで湿原を回りました。遊歩道をかなりの距離歩いて満喫。

JR釧路駅の旅行案内センターで、公共交通機関で釧路湿原を回る方法を尋ねたのですが、そちらで案内してくださった係のお姉さんの適切丁寧なアドバイス、提案がかなり役に立ちました。例によって公共交通機関はあっても時間が限られている中、効率よく回る方法をひとつひとつの時刻と場所も交えて、丁寧に教えてくれてかなり助かりました。プロフェッショナルな方でした!

Have a nice trip

タイトルとURLをコピーしました