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芸術と暮らしに出会う ストックホルム国立博物館 ヒョートリエット蚤の市 スウェーデン 北欧2週間旅4日目後編

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ストックホルム散策の魅力のひとつは、芸術と同時に街の日常を楽しむことができることです。今回は、「国立博物館」と「ヒョートリエット駅周辺」エリアをご紹介します。

ストックホルム国立博物館(National museum)で触れる北欧の美

ストックホルム国立博物館(National museum)は、スウェーデンを代表する美術館のひとつ。リニューアルを経て建物そのものも美しく、歴史的な外観と現代的な展示空間が調和しています。

館内には中世から現代までの絵画、工芸、デザインが揃い、北欧の芸術に触れる絶好の場所です。特に印象的なのが1階の彫刻エリア。大理石やブロンズの作品がゆったりと配置され、自然光が差し込む空間は静かで心地よい雰囲気を生み出しています。その中でひときわ目を引くのが、優しいフォルムで表現されたマリア像。柔らかい表情と丸みを帯びた造形は、宗教的な荘厳さよりも母性的な温もりを感じさせ、思わず足を止めて見入ってしまう作品でした。この作品が生まれた背景は、博物館に入ってすぐの大画面で紹介されています。

しかもこのエリア、ソファや椅子が豊富に配置されており、休憩しながら、アートを感じることができる思わず長居したくなる空間でした。もちろん私もここのソファ席でゆっくりした豊かな時間を過ごしました。

しかもこの充実した博物館は、入場無料。「芸術の都」でもあるストックホルムの芸術に対するスタンスが伺えますね。館内には、子どもから大人までが楽しむことができる謎解きトリックがあらゆるところに。芸術に気負わず親しむことのできる遊び心のある仕掛けが満載です。

建物のある海岸エリアも所々のオブジェやベンチなどがあり、ゆったり散策にお勧めのエリアです。

人々の暮らしが息づく街ヒョートリエット(Hötorget)

ストックホルムに滞在中ステイしていたアパートメントホテルは、中央駅から一駅のヒョートリエットにあります。必然的に毎日このエリアを通ることに。

街の暮らしを感じられるヒョートリエット(Hötorget)は、ストックホルム市民が日常的に行き交う活気ある地域です。かなりの高低差もあるこのエリア、賑わいを見せる駅周辺から高台に上ると、うってかわって静かなアパートメントエリアが続きます。滞在したホテルもそのエリアに位置しました。

< 多彩な楽しみ方のできるヒョートリエット広場 >

駅前に広がるヒョートリエット広場は、季節ごとに雰囲気が変わるのが魅力。平日は青空市場として、果物や花、雑貨などが並び、観光客も気軽に立ち寄れます。週末になるとここが蚤の市に変身します。

アンティークの食器や北欧デザインの古道具、レトロな雑誌やポスターなど、掘り出し物を探す楽しみにあふれています。値段交渉ができるお店もあり、一期一会の出会いがあるかも。ただし、ここでは現金でのやり取りになるので要注意。

スウェーデン語ロッピス(loppis)は、蚤の市(フリーマーケット)を意味します。なんとも響きが可愛いですね。正式には、ロップマルクナード(loppmarknad)で公的な案内や看板などで使われます。ロッピスでローカル体験をぜひ。

他にも広場を囲んで、以下のような人気スポットがあります。

☆彡 コンセルトヘウセット(Stockholm Concert Hall)
広場の東側にある、1926年開館のクラシック建築。ノーベル賞授賞式やロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地としても知られています

☆彡 クングスハレン(Kungshallen)
広場の北、Kungsgatan沿いにあるフードコート。多種類の料理を手軽に味わえるスポットとして人気です。

もちろんショッピングも!いろんな楽しみ方ができるエリアです。中心部からすぐなので、時間ができた時に訪れてみてください。

Have a nice trip

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