スウェーデンでは「フィーカ(Fika)」と呼ばれるおやつタイムが、日常生活の大切なひととき。
家族や友人、職場の仲間と一緒にコーヒーやお菓子を楽しむ時間で、スウェーデンの文化を感じられる素敵な習慣です。
ストックホルムでは、街歩きの合間に素敵なカフェがたくさん見つかります。
美しい景色の中で、焼きたてパンやスイーツとともに過ごすフィーカの時間は、格別。どのカフェも個性あり、センスあり、美味しくて、観光と合わせて楽しむと素敵な旅の思い出に。
今回は、私が実際に訪れたストックホルムのおすすめカフェ3店をご紹介します。
どのお店もフィーカにはもちろん、ランチにもぴったり。旅の途中でゆっくり一息つけるお気に入りの場所です。雰囲気、内容、味、どれをとっても間違いないカフェ3店、ぜひ訪れてみて!
ローゼンダール・トラードゴード・カフェ(Rosendals Trädgård Kafé)



ストックホルム中心部から少し離れた美しい庭園「Rosendals Trädgård(ローゼンダールガーデン)」の中にある、人気のガーデンカフェ。事前に調べたときはランチ情報が見つからず、フィーカだけかと思っていましたが、午後3時頃に訪れてみると、どうやらランチも提供しているようす。ランチに訪れたかった・・・。
カウンターには、焼き菓子がずらり。トレイに好きなものを選び、飲み物と一緒にカウンターで注文します。オリジナルドリンクもいくつかあり、店員さんおすすめの「Real Ginger(本格ジンジャーエール)」をチョイス。ピリッと辛口でまさに本物のジンジャーエールという味わい。
🥐アーモンドのクッキーとジンジャーエール SEK 75


屋内はガラス張りで日差しがたっぷり入り、風が抜けてとても心地よい空間。ただし、スズメたちが自由に出入りしてお菓子を狙ってくるのでご注意を!少し席を外した隙にケーキを食べられた人もいました💦 外のテラス席やリンゴの木の木陰のある芝生広場でマットを広げてくつろぐ現地の方々の姿が、まさにスウェーデンの夏の休日スタイルという感じでした。


カフェ・トーンフーセット(Café Tornhuset)/グスタフスベリ



陶器の町グスタフスベリにある、港の前のカフェ。
博物館が開くまで時間があったので、こちらで朝一番のフィーカを楽しむことにしました。



開店と同時に入ると、ショーケースには美しいケーキやおいしそうなサンドイッチ、焼きたてのパンがずらり並びます。迷った末、やはりスウェーデンといえばシナモンロール!香ばしい香りと優しい甘さが絶妙でした。
🥐シナモンロールと紅茶 SEK 72
窓際のテーブル席からは港を一望でき、穏やかな時間が流れます。もちろん朝一番だったので、店内は私だけ。けれども、次々とお客さんが来て、サンドイッチやパン、スイーツをテイクアウトしていました。サンドイッチもおいしそうで、ランチ利用にも良さそうです。
ストーラ・バーゲリエット(Stora Bageriet)/港近くのベーカリーカフェ



ワンデイボートツアーの待ち時間に立ち寄った、港近くのベーカリーカフェ。長蛇の列で地元でも人気店であること間違いなし。外のテラス席の青いチェア、青い紙袋がかわいい。


ここでも迷った末に、スウェーデンならではの「カルダモンロール」をチョイス。見た目はシナモンロールに似ていますが、カルダモンの香りがふわっと広がり、これが絶品。外はカリッと中はふんわり。テイクアウトして近くの花と緑いっぱいの気持ちの良い公園のベンチで食べたのですが、青空の下で食べる焼きたてパンの美味しさは格別でした。
🥐カルダモンロール SEK 47
ミスターチュロス(Mr.Churros)/ガムラスタンのチュロススタンド
観光客でにぎわうガムラスタン(旧市街)では、フィーカを楽しむことができるスイーツショップ、スタンドがたくさん並んでいます。その中でも、私が気になったのは、チュロス専門のお店。YouTubeで見かけて以来、ぜひ行ってみたかったのです。

🥐チュロス SEK 70
店頭のサインが目印で、目の前で揚げたてのチュロスを提供してくれます。ソースはシナモンシュガーとチョコレートソースの2種類。私の前にいたファミリーはチョコレートソースを選び、とろ~り濃厚なチョコがたっぷりとかけられていました。私はもちろん定番のシナモンシュガーをチョイス。まちがいない!揚げたてサクサクのチュロス、たくさんあったのにペロリと完食💦 ガムラスタン観光途中に見かけたら、ぜひ!

大満足のフィーカタイム。ごちそうさまでした!
Have a nice fika time ❢

