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旅の準備編 スウェーデン関連の映画3本を見る『やかまし村の子どもたち』『My Life as a Dog』『魔女の宅急便』

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初めて訪れるスウェーデン、どんな国なのでしょう。映画を観ることで、その国独特の風景や文化、人間関係を事前にイメージできたらいいなという思いで、3本の映画を観ました。いろいろ情報を調べる中で、思いがけず小さいころ大好きだったお話の舞台がスウェーデンだったことがわかって、ますますこの夏のスウェーデン行きが楽しみになってきました。

『やかまし村の子どもたち』

『やかまし村の子どもたち』(やかましむらのこどもたち、原題:Alla vi barn i Bullerbyn)はアストリッド・リンドグレーンの同名児童文学を原作とした1986年公開のスウェーデン映画です。

スウェーデンの片田舎にある、世帯が「北屋敷」・「中屋敷」・「南屋敷」の3つしかない集落「やかまし村」と、そこに暮らす三家族、主に子ども達の暮らしを、中屋敷の長女リーサの眼を通して描かれています。

私が小学生の頃大好きでよく読んでいた「やかまし村の子どもたち」シリーズは、日本では1961年以降に翻訳出版されたアストリッド・リンドグレーンによる名作児童文学です。田舎の村に住む子ども達の日常が生き生きと描かれ、その暮らしを想像しながら読んだものです。3部作で総集編も出ているようです。

  1. 『やかまし村の子どもたち』(1947年)
  2. 『やかまし村の春・夏・秋・冬』(1949年)
  3. 『やかまし村はいつもにぎやか』(1952年)

今回の旅でスウェーデンを訪れるにあたり、ストックホルム周辺だけでなく、急遽ダーナ・フローダを訪れることにしたのは、その地がこの物語のイメージそのものだったからです。そして、スウェーデン映画で検索したところ、物語を原作とした映画があることを今回知りました。小学生の頃何度も読んだお話がよみがえってきて、懐かしかったです。

『My Life as a Dog(マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ)』

スウェーデン映画『My Life as a Dog(マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ)』原題(スウェーデン語):Mitt liv som hundは、1985年に公開された青春ドラマ映画です。レイダル・ユーンソン(Reidar Jönsson)による原作の同名小説を映画化されたものです。

あらすじ: 1950年代のスウェーデン。主人公のイングマルは12歳の少年。病気の母親と暮らしていましたが、母が体調を崩すと、彼は兄と離れ離れになり、田舎の親戚の家に預けられることに。そこで出会う人々との交流や、子どもから大人への成長過程を通して、人生の不条理や喪失、優しさを学んでいきます。

ゴールデングローブ賞 (最優秀外国語映画賞受賞)を始め、アカデミー賞2部門ノミネート(監督賞・脚色賞)カンヌ国際映画祭 出品(特別賞受賞)などの賞を受賞している作品です。

古い映画でなかなか見つけることができず、ようやくTSUTAYAの宅配レンタルDVDを取り寄せて観ることができました。少年イングマルの心情が細やかに描かれ、ラストは悲しくもしみじみとした映画です。

『魔女の宅急便』

皆さんおなじみの映画『魔女の宅急便』(1989年公開)は、スタジオジブリ制作・宮崎駿監督による人気長編アニメーション映画です。角野栄子さんの同名児童文学作品(1985年刊)が原作で、映画はその第1巻をベースに、宮崎監督が独自のアレンジを加えています。

映画『魔女の宅急便』からのワンシーン⤵

あらすじ: 13歳の魔女の少女キキは、魔女のしきたりに従って、修行のためにひとりで旅立ちます。黒猫のジジとともに海辺の町コリコにたどり着いたキキは、「空を飛べる」という自分の特技を生かし、空飛ぶ宅配便の仕事を始めます。パン屋のオソノさんとの出会いをはじめ、空に憧れる少年などとの交流を通じて、キキは少しずつ成長していきます。しかし、ある日突然、魔法の力が使えなくなってしまい、落ち込むキキでしたが、人々とのつながりや自分自身を見つめ直す中で、再び空を飛ぶ力を取り戻します。

映画『魔女の宅急便』(1989年公開・宮崎駿監督)に登場する街「コリコ」は、ヨーロッパのいくつかの都市をモデルにした架空の街で、特定の都市一つを完全にモデルにしたわけではありません。主なモデルとされる街は以下の通り ⤵

スウェーデン・ストックホルム: ガムラスタン(旧市街)の街並みや、石畳の坂道、建物の色使いが港町としての雰囲気や、カラフルな建物がコリコの世界観に。

スウェーデン・ヴィスビー(ゴットランド島):中世の城壁に囲まれた旧市街が特徴で、コリコの街の外観や空気感と非常に似ています。宮崎駿監督が実際にロケハンに訪れているとか。

宮崎駿監督の発言より: 宮崎駿監督自身が、「この街(コリコ)はヨーロッパのさまざまな都市の要素を組み合わせてつくった」と語っています。中でもスウェーデンの影響はとくに強く、「もし戦争がなかったら、こんなヨーロッパが続いていたかもしれない」という理想の街として描かれています。

りんりん
りんりん

初めて訪れる国を舞台にした映画を観ると、ますます旅が楽しみになります♪

Have a nice time

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