前回は、ストックホルムでの7種類の移動方法についてご紹介しました。

今回は実践編!4つの公共交通機関を実際にどんな時にどう利用するのが便利なのかを実体験と合わせて紹介します。これで、スウェーデン旅行は万全です!
Arlanda Express(アーランダエクスプレス)最速&快適!
アーランダ空港に到着したら、まず利用するのが、これ!アーランダ空港~ストックホルム中央駅の直通特急です。
- 運営 :Arlanda Express社(SLやSJとは別会社)
- 所要時間:中央駅から約18分
- 運行間隔:10〜15分に1本
- 「Arlanda Express」公式アプリまたは公式Webサイトでも購入可
私の場合👉 アーランダ空港駅の券売機でクレジットカードで購入。空港⇒駅⇒購入⇒乗車⇒あっという間にストックホルム中央駅到着!驚くほどスムーズでした。

<おススメポイント>
- 最速!タイパ最高
- きれいで快適
- 次々来るので、空いている
- 到着ロビーからエレベーター直結でわかりやすい、ストレスなし
- スーツケース置き場多し
- バスなどSJ・Pendeltågより割高だが、その価値あり
SL(エスエル)=ストックホルム市内交通 超便利!

ストックホルム観光をするなら、とにかく便利。すべての交通手段が「SL」という共通システムで連携しており、1枚のチケットやアプリで地下鉄・バス・トラム・フェリーまで乗り換え自由。観光客にとっても使いやすく、街歩きがぐっと快適に。
- 運営 :ストックホルム交通局(Storstockholms Lokaltrafik)
- 対象範囲:市内、近郊全域(ゾーン制ではなく時間制)
<利用方法は3種類>
① SL App(SL Journey Planner & Tickets)
このアプリをスマホに入れておくと、ルート検索・時刻表・チケット購入がすべて可。アプリ内でチケットを買って、画面のQRコードを改札にかざす方式。紙チケットより安く、常に最新の運行情報が確認できるので、利便性高し。
② SL Accessカード(ICカード)
「スウェーデン版 Suica」のようなカード。駅の券売機や「Pressbyrån(プレスビューロン)」というコンビニで購入(20SEK)し、券売機またはアプリでチャージ(現金不可・カードのみ)。何度でも再利用可。
▶ 主なチケット種類(カードでもアプリでも)
- 75分(1回券):42SEK
- 24時間:175SEK
- 72時間:370SEK
- 7日間:525SEK
*「改札を通った時点」から時間カウントがスタート
③ クレジットカードでのタッチ乗車
2023年以降、ストックホルムではクレジットカード(Visa、Mastercard、American Express)などを直接タッチして乗れるシステムも導入。乗るたびに自動で「75分券」が課金される仕組み(42SEK)で75分以内なら、地下鉄→バス→
💡SLアプリか SLカードどちらが便利?
⇒ アプリがおすすめ! その訳は?⤵
- カード購入の必要がない
- カードを常に携帯する必要がない
- チャージを気にしなくてよい
- 時間や乗り継ぎを調べることができる
💡SL(アプリでもカードでも)か クレジットカードタッチか、どちらがお得?
⇒ 利用期間、スタイルによって使い分け ⤵
| 利用 | おすすめの乗り方 | メリット |
| 1〜2回だけ乗車 | クレカタッチ | チケット不要、手軽 |
| 半日〜1日観光 | クレカまたは24時間券 | 上限自動適用でお得 |
| 2〜3日滞在 | SLアプリ/カードで72時間 | 乗り放題で安心便利 |
| 6日以上滞在 | SLアプリ/カードで7日間 | 定期券感覚でコスパ最高 |
私の場合👉 私はストックホルムに5泊で、「SLアプリの7日間」を利用。毎日使い倒して超便利でスムーズ&ストレスフリーでした。
- 車内で現金NG。必ず事前にチケットを買うか、タッチ決済を。
- 車内では飲食禁止
- チケットの有効範囲は、ストックホルム中心地だけでなく、空港近くの郊外(アーランダ以外)までOK。
- アーランダ空港へ行く場合は、別途「アーランダ補足料金(120SEK)」が必要。
- バス乗車は前方ドアから、降車はどのドアからでもOK。
- 時々検察あり。チケットがないと高額な罰金が💦
SJ(エスイェー)=スウェーデン国鉄 中長距離移動に

スウェーデンの離れた都市間を移動する時は、長距離鉄道のSJを利用します。座席指定制(指定席込み)で事前予約がおススメ。大きな荷物置き場(車端部や棚)あります。
- 運営 :Swedish Railways(Statens Järnvägar
- 対象範囲:ストックホルム〜ヨーテボリ/マルメ/ノルウェー方面などの中長距離に
- アプリ :「SJ – Biljetter och trafikinfo」
→ クレジットカードでチケット購入・時刻表確認・QRコード提示まで全て可 - 乗車方法:改札なし。車内で検札員にQRコードを提示する。
私の場合👉 ストックホルムとダーラ・フローダの往復で利用しました。アプリで事前購入が断然おすすめ!当日など直近の列車情報を見ることができます。紙チケット不要でしたが、念のためプリントアウトして持参しました。
Pendeltåg(ペンデルトーグ)=コミュータートレイン 旅行者も利用可能な通学通勤列車
郊外や空港・隣町などへ行く中距離電車。アーランダ空港へも行けるが特別料金(通行料120SEK)がかかるので注意!
- 運営 :SL(地下鉄などと同じ会社)
- 対象範囲:ストックホルム市中心〜郊外(例:Uppsala方面、Södertälje方面)
- 利用チケット:SLのチケット(SLアプリまたはSLカード)でOK
- アプリ :「SLアプリ」で時刻表・運行状況も確認できる。
私の場合👉 今回は利用なし

海外での交通アプリ利用は初めてでしたが、方向音痴、アプリ利用苦手の私でも、便利、快適、ストレスフリーな移動でした。
Have a nice trip ❢
