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知っておくべきストックホルムの交通手段7選 2025年最新 スウェーデン 北欧2週間旅

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公共交通機関&徒歩で旅する、しかも方向音痴の私にとって、現地の交通事情を事前に知っておくことは、かなり重要。どれだけ調べていっても、現地での実体験はいつも新鮮です。2025年7月にストックホルムに約1週間滞在した私の実体験も交えての「これは知っておいてほしい!」ストックホルムの交通事情をレポートします。

北欧スウェーデンの美しい街ストックホルムは、いくつもの島に広がる「水の都」。一見、移動が大変そうに思えますが、実は公共交通が整っていて、旅行者にもやさしい街です。7つの交通手段が互いにつながっており、行きたい場所へアクセスできます。今回は、実際に利用して感じた便利さやちょっと不便な点も含めて紹介します。

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🚇地下鉄(Tunnelbana) 最強の移動手段

ストックホルムの公共交通の主役は、なんといっても地下鉄(スウェーデン語で「トンネルバーナ=Tunnelbana」)。観光にも日常にも欠かせない存在です。路線は「赤・青・緑」の3本に色分けされており、市内のほとんどの主要エリアをカバー。

☆彡 良い

  • 運行本数が多い。
  • いつでも空いている。平日の朝、7~8時台の通勤通学の時間でもすいていて、何時に乗っても座ることができました。日本のラッシュアワーに比べなぜこんなに空いている?と思うほど。
  • エレベーター、エスカレーター完備。大きな荷物を持っての移動でもストレスが少なく、子連れや高齢の方にもやさしい設計。
  • 地下鉄であっても、地上を走ることも多いのがストックホルムの地下鉄。景色が見えてうれしい。方向音痴の私でもどこに向かっているのか地理感覚がわかって助かりました。
  • あと何分で次の列車がくるのか、どこ行きなのかなどの表示がわかりやすい
  • 駅ごとに異なる地下鉄アートの見応えあり!駅巡りをするだけで、美術館巡りをしているように楽しさ万点。詳しくは、こちらから⤵

☆彡 注意点

  • 路線の色と車体の色が一致していない。最初は「赤いラインなのに電車が青い?」と戸惑いましたが、駅名を確認すれば大丈夫。色よりも行き先の終点名を見て乗るのがポイントです。
  • 大きな駅では上下2層構造になっているところもあり、大きな駅では少し迷うかもしれません。でも、表示が明確で、どのホームからどの方向に行けるかが一目でわかるようになっています。
  • 駅のエスカレーターが驚くほど長いところがある!地上まで上がるだけでちょっとしたアトラクション気分。高所恐怖症の方には怖いかも。
  • 車内での飲食は禁止です。
  • 地上で地下鉄駅への入り口を探す時は T マークが目印に

🚉近距離、中距離、遠距離列車!

ストックホルムから離れた田舎街ダーラ・フローダを訪れる往復にSJ(国鉄)列車を利用しました。食堂車があったり、ペットOK車両があったり、新鮮でした。

☆彡 SJ注意点

  • 車両番号、座席番号がわかりにくい。
  • 車体が高く、乗車口が狭い。段差があるので、大きく重い荷物を乗せる時が大変。
  • 大きい荷物置き場は、あるが高い棚にのせるのは大変そう。列車を利用した時は空いていたので、隣の席に置くことができました。
  • ペット車両には大型犬も乗っていました。アレルギーのある方は避けた方がいいですね。
  • 事前に現地に住む方の体験談を読むと、7割ほどは時間通りでないとのこと。私が利用した時は、正確だったので助かりました。

中央駅では乗り場に注意!

旅行者が混乱しやすいのがストックホルム中央駅(Stockholm Central)。ここには4種類の鉄道が乗り入れています。

  • SL(地下鉄・市内交通) … 市内や近郊の短距離移動用
  • SJ(国鉄) … 長距離列車。ヨーテボリやマルメ、ノルウェー方面などへ
  • コミュータートレイン(Pendeltåg) … 市内〜郊外を結ぶ中距離路線。通称通勤通学列車だが、旅行者も利用できる
  • アーランダエクスプレス(Arlanda Express)
    ストックホルム中心部とアーランダ空港を10〜15分おきに約18分(最速!)で結ぶ特急列車(高速鉄道)

☆彡 すべて「ストックホルム中央駅」と書かれていても、ホームが異なるため要注意。互いのホームまでは距離があるので、乗り換えには余裕を持つのがおすすめ

🚌バスは早朝から夜までカバーする頼もしい味方

地下鉄が届かない住宅街や郊外へ行くなら、バスが便利。ストックホルムのバスは早朝から深夜まで運行していて、主要バス停には「あと何分で来るか」が表示されるデジタルボードがあります。これがとても正確で、待ち時間の目安がわかるのがうれしいポイント。

早起き鳥の私は、白夜のこの時期朝3時台にバスが走っているのはかなり便利でした。おかげで早朝の絶景ポイントを楽しむことができました。

道路などの大規模工事をしている時は、バス停がわかりにくい💦 今回スルッセンの地下鉄駅からグスタフスベリ行きのバス停を探すのに苦労しました。

🚢水の都ならではのフェリー

ストックホルムでは、SL(Storstockholms Lokaltrafik)という公共交通機関システムがフェリーも運営しています。地下鉄・バス・トラムなどと同じく、フェリー路線もこの公共交通チケットで利用できるものがあります。

フェリー乗り場もいくつかあり、事前チェックを。私は一日観光ツアーを利用した時だけ、利用しました。公共交通機関としてのフェリーも活用するとさらに利便性が増しますね。

🚋 トラムは限定エリアのみ

トラム(路面電車)は、ストックホルムの中心部の一部区間だけを走っています。路線数は少なく、1車線のみのシンプルな構成。観光で利用することは少ないかもしれませんが、街の景色をゆっくり眺めたい時にはおすすめです。私は今回は利用なし。

🚖 タクシーは便利だけど料金は高め

荷物が多い時や深夜の移動にはタクシーも便利で安心ですが、料金はかなり割高です。市内中心部から空港までだと、目安で600〜800SEK(約9,000〜12,000円)。メーター制で会社によって料金が異なるため、乗る前に概算を確認しておくと安心です。私も一回だけ利用。料金の高さにちょっとびっくり。

🛴 街中では小回りのきくスクーターが大人気

ストックホルムの街を歩いていると、電動キックスクーターの多さに驚きます。自転車よりもはるかに利用者が多い印象です。スマホアプリで解錠して好きな場所から乗り、目的地近くで乗り捨てOKという仕組み。スウェーデンらしい自由で効率的なスタイルですね。特にバスや地下鉄がカバーしていない所の観光には便利かもしれません。

ただし、スピードは意外と速く、二人乗りをしている人も見かけましたが、本来は禁止です。観光客でも乗っている人がけっこういました。私は興味がありつつも利用なし。乗ってみる場合は、必ずヘルメットを着けて安全第一で。

りんりん
りんりん

ストックホルムの交通はとにかく清潔・正確・分かりやすいの三拍子。効率よく動ける分、限られた時間でも多くのスポットを楽しむことができるのがこの街の魅力。北欧デザインの美しい街並みを眺めながら、スムーズ&スマートに移動してストックホルムを楽しんでくださいね♪

Have a nice trip

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