

昨年4月にも訪れた Arabia 135(アラビア)。今回も近くを通りかかったので、ふらりと立ち寄ってみました。前回と同じように「まずは博物館へ」とエレベーターに乗り込んだところ……
「あれ? “8階の博物館” の表示がない!」と戸惑っていると、乗り合わせた従業員の方が「博物館は1階に移転しましたよ」と教えてくださいました。
Arabia Museum:アラビアの歴史とデザインに触れる
☆彡 要チェック! 博物館スペースは 2025年5月に1階へ移転
これまで最上階(8階)にあった展示スペースは、2025年5月のリニューアルを機に 1階・地上階へ移動。ショップと同じフロアになり仕切りもないため、「どこからが博物館?」と迷うくらい、自然に空間に溶け込んでいます。




Arabia Museum は、フィンランドを代表する陶磁器ブランド Arabia の歴史とデザインを紹介する博物館。1873年創業のアラビア陶器工場を起源に、フィンランドの食器文化やデザイン史に大きな影響を与えてきた軌跡をたどれます。展示内容はコンパクトながら充実していて、見応えがあります。ショップと続いているので、展示で心ひかれたアイテムをそのままショップで探してみるのもいいかも。



Arabia135 は「クリエイティブ複合拠点」へ



Arabia135 は、ショッピング・ミュージアム・ギャラリーが同じ空間にある珍しい複合施設。単に博物館とショップが入った建物ではありません。デザイン、クラフト、アート、カフェ、オフィス、スタジオが同居する 「クリエイティブ複合施設」 へと変化し続けています。建物自体の歴史ある佇まいも、散策の魅力をより深めてくれます。ショッピングして、ギャラリーを覗いて、カフェでひと息ついて…そんな過ごし方ができるのが魅力です。
ショッピング:デザイン好きにたまらないラインナップ
アラビアには、博物館、アラビアの食器を扱うショップ以外にも魅力的なデザイン・ライフスタイルショップの数々が入っています。今回私が立ち寄ったのは次の通り。
◇ Iittala store Arabia
一番大きいショップはもちろんアラビア&イッタラのフラッグシップストア。ムーミン(Moomin Arabia)や食器類はもちろん、Fiskars のキッチン用品、ヴィンテージ品やアウトレットコーナーまであり、食器好きには魅力的なラインナップ。時間が足りません。



◇ Pentik (ペンティック)
北欧らしいホームテキスタイルや陶器、インテリア雑貨。ところどころにセール品もあり見応えがあります。
◇ Putinki (プティンキ)


雑貨・ステーショナリーショップとしてヘルシンキで人気のショップ。ポスター、グラフィックアート、カード類などのステーショナリーが充実。センスの良いお土産物探しにも。
☆彡 他にも雑貨店やフレーム&ポスターの Seven Art など、小さなショップが点在しています。
☆彡 テナントは時期によって入れ替わるので、訪問前には要チェック。
ギャラリー・文化スペース
かつて工場だった建物を活かし、実験的デザインやアートを発信するギャラリーが入居しています。クリエイターのスタジオや大学の展示スペースなどもあり、散策しているだけで「ものづくりの空気」を感じる場所です。


カフェでひと休み
施設内にはカフェもあり、テイクアウトして座ってゆっくり楽しめるスペースもあります。買い物や展示を楽しんだ後、飲み物片手に一息いれるのによさそう。




少し立ち寄るだけのつもりがけっこう長居をしてしまいました。北欧デザイン・雑貨・アートを一度に丸ごと味わいたい人は、ぜひ立ち寄ってみて♪
Have a nice trip❢
