

リエスヤルヴィ国立公園の森への一日ツアーは、内容も場所もとても充実していて、まさに願っていたフィンランドらしい自然を満喫できる一日でした。
でもそれ以上に、心から楽しい時間になったのは、一緒に参加したメンバーのおかげ。ツアーの成功は、同行者に大きく左右されるものだと実感しました。

今回のメンバーは、ストックホルムから来た医者と弁護士を目指すカップル、イギリス・マンチェスター出身の大学生、ヨーロッパ旅行中の日本人男性、そしてガイドのヘレナさん。総勢6名での小さなグループでした。
明るく頼もしいガイド、ヘレナさん

ガイドのヘレナさんは、とても明るく、たくましく、そしてフレンドリー。
なんと大きなバックパックに、私たち5人分のランチ食材と飲み物を背負ってハイキングを引率! 慣れているとはいえ、かなりの重さだったはずですが、それをまったく感じさせないフットワークの軽さと笑顔でした。
森の植物や動物の話も実体験を交えて語ってくれ、どの話も興味深いものでした。ヘレナさん自ら前の晩に仕込んでくれたというサーモンスープは格別で、レシピを教えてくれました。隠し味はとろけるチーズだそうです。⤵
フィンランドの味 ヘレナさんのサーモンスープ(4人分)
<材料>
- スモークサーモン 400g
- じゃがいも 400g
- にんじん 200g
- たまねぎ 100g
- 水 1リットル
- フィッシュブイヨンキューブ 2個
- オールスパイス(ホール) 4〜5粒
- 生クリーム(15%脂肪) 200mL
- とろけるチーズ 50g
- ディル(生または乾燥) たっぷり


- 野菜を角切りにして鍋に入れ、オールスパイスとブイヨンを加える。じゃがいもが柔らかくなるまで煮る。
- サーモンを加え、再び沸騰させる。
- クリームとチーズを加え、2分ほど弱火で煮る。
- ディルを加える。
黒パン(ライ麦パン)と、ほんの少しの「森の香り(自然の気分)」を添えてどうぞ。
帰国してから、作ってみました♪
さらに驚いたのは、彼女自身もハンターだということ。お父さんに教わって、ご家族が所有する森の一部で狩りをし、自ら解体して調理するそうです。自然への感謝と、命を最後まで無駄にしない姿勢に、感動しました。こんな暮らしをしている家族がフィンランドにはいらっしゃるのですね。
今回は、所属されているTaiga Tourでの最後のお仕事だということ。近々ヘルシンキを離れ、これまでのガイド経験を活かして、自分でツアー会社を立ち上げるとのこと。新しい旅立ちを応援したい気持ちでいっぱいです。次はその場所でも彼女が案内するツアーに参加したいものです。
個性豊かな参加メンバーたち
弁護士を目指す彼女は、ストックホルム旧市街で働きながら勉強中。もうすぐ試験を控えているそうです。いとこが東京に住んでいるそうで、日本にも関心があるとのこと。
おすすめのストックホルム群島(アーキペラゴ)の島を教えてくれて、メールアドレスも交換しました。
パートナーの彼は医師。寡黙ながらも知的で、穏やかな笑顔が印象的でした。お二人で休みを合わせて、年に何度か旅行をしているそうです。
イギリスから来た大学生は、少しシャイでしたが、話し出すとなかなか語ってくれました。学業や旅先での発見など、いろんな話題を共有できました。
そして日本からお一人で参加していた男性は、神戸の大学で教鞭をとる先生。奥様は体調の都合でこの日は不参加だったそうですが、毎年お2人でヨーロッパを訪れているとのこと。この次の日もウィーンに旅立つということでした。同じ関西出身ということで、神戸の話題で盛り上がりました。

森の中で語り合ったさまざまな話題
歩きながらの会話は、国を越えて多岐にわたりました。
フィンランドとスウェーデンの教育システムの違い、国民性の微妙な差、ヘレナさんの狩りの話…。どれも興味深く、学びの多い時間でした。
そして盛り上がった話題のひとつが、「ムーミンのキャラクター・モランは実は女性だった!」 ということ。全員で「へ〜〜!!」と声を揃えて驚いたものです。 フィンランドの森での時間は、自然の美しさだけでなく、人との出会いの大切さをあらためて感じさせてくれました。

一期一会の出会いに感謝しつつ、また世界のどこかで出会うことがあるといいな。

Have a nice trip ❢
