国内ひとり旅

中札内美術村を再訪!美しい庭と木立の美術館を巡る癒しの時間 ~ 初夏の北海道・十勝5泊6日の旅4日目

幸福駅を後にし、事前に予約していたタクシーで次の目的地へ向かいます。向かったのは、今回再訪を楽しみにしていたアートヴィレッジ・中札内美術村です。路線バスでも行けるのですが、ちょうど良い時間帯の便がなかったため、今回はタクシーを利用しました。

運転手さんは女性で、私と同じくらいの年代でしょうか。なんと今年3月に愛知県から十勝へ移住してきたばかりとのこと。以前からこの地に憧れ、子育てが一段落したタイミングで新しい人生をスタートさせたそうです。「こんな第二の人生も素敵だな」そんなことを思いながら、おしゃべりを楽しんでいるうちに、約15分で目的地へ到着しました。

緑と花とアートあふれる「中札内美術村」

中札内美術村は、十勝・中札内村の広大な柏林の中に広がる庭園と美術館からなる文化施設です。約14万坪の敷地には、自然を生かした庭園や遊歩道、点在する美術館があり、静かな木立の中を歩きながらアート鑑賞が楽しめます。

2年前に訪れた時は庭園も無料で入ることができましたが、今回は有料になっていました。それでも、美しく手入れの行き届いた庭園にはその価値あり。かわいらしい受付小屋でチケットを購入し、この日最初の来園者として庭園へ。

目の前には、懐かしい美しい庭が広がっていました。もちろん季節が違うので、咲いている花々も2年前9月とは違います。鮮やかな新緑の中に咲き乱れる八重咲きの美しいシャクヤクや野草ガーデンの花々。緑とのコントラストが美しく、歩いているだけで心が満たされます。

庭園のあちこちには彫刻作品が自然に溶け込むように配置されていて、花や木々と一緒に景色をつくり出しています。

前回も座ったお気に入りのベンチを見つけ、しばらく腰掛けて緑いっぱいの空気をゆっくり味わいました。時間を気にせず庭園を何度も歩き、一つひとつの花を眺める贅沢な時間。こうして自然の中で過ごす時間は、わたしに取って何よりの楽しみのひとつです。

木立の中に点在する美術館を巡る

庭園を満喫した後は、林の中に点在する美術館を一館ずつ巡ります。

真野正美作品館

 (この作品館のみ庭園と同じ有料エリアにあります)

十勝・中札内村在住の画家、真野正美さんの作品を展示する美術館です。児童詩誌『サイロ』の表紙絵を長年手がけ、子どもたちや北海道の暮らしを温かく描いた作品で知られています。独自の技法で描かれた「心の風景」は、どこか懐かしく、見ているだけで優しい気持ちになります。

小泉淳作美術館

日本画家・小泉淳作の作品を展示する美術館です。京都・建仁寺の法堂天井に描かれた壮大な「双龍図」を制作したことでも知られ、その力強い日本画の世界に触れることができます。

安西水丸作品館

イラストレーター、絵本作家として活躍した安西水丸の作品を展示。シンプルで温かみのあるイラストは、見ているだけで心が和みます。

北の大地美術館

最近は、「20歳の自画像展」を毎年展示されているようです。2年前にも同じくその年の自画像展が展示されていました。思い思いの手法とタイトルで自分を見つめ直して描かれた若い感性に触れることができる自画像たちが印象的です。

百瀬智宏美術館


洋画家・百瀬智宏が描いた十勝や中札内村の風景画を展示する美術館です。繊細な筆致とやわらかな色彩で描かれた北海道の四季は、どれも空気の透明感まで伝わってくるようです。前回訪れた時にも一番心に残ったのがここでした。静かな空間で作品を眺めていると、十勝の自然の美しさ、空気感を感じながら、時間がゆっくり流れていくようでした。

今年2月に逝去されたことを知り、とても残念。今回も帰る前にもう一度立ち寄り、この作品館でゆっくりとした時間を過ごしました。

相原求一郎美術館

北海道の雄大な山々を描き続けた洋画家・相原求一郎の作品を展示。「北の十名山」をはじめ、力強くも温かみのある風景画が並びます。

小川游作品館

北海道の自然を題材にした作品を中心に展示。森に囲まれた静かな建物自体がアートのよう。テラスに出ることもできます。木立と池を背景にゆっくりと作品鑑賞を楽しむことができます。

どの美術館でも、ほかの来館者はほとんどおらず、まるで貸し切りのよう。鳥のさえずりだけが聞こえる静かな木立の中で、一人ゆっくりとアートに向き合う贅沢な時間でした。

木立に囲まれたカフェ「ポロシリ」でランチ

気が付けばもう11時前。ランチは、前回も訪れて気に入ったカフェポロシリへ向かいます。システムは以前と少し変わっていましたが、十勝産の食材をふんだんに使った料理はどれも美味しく、今回も大満足。木の香りのする店内で、静かな森を眺めながらいただくランチは格別でした。

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最後まで庭園を楽しんでホテルへ

食後も帰りのバスの時間まで、もう一度庭園を散策。何度歩いても飽きることのない美しい庭と木々を名残惜しく眺めながら、ゆっくりと過ごしました。

帰りは路線バスで約1時間。窓の外に広がる十勝の景色を眺めながらホテルへ戻ります。

りんりん
りんりん

自然とアート、そして静かな時間にたっぷり癒やされた、心豊かな一日になりました♪

Have a nice trip

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