国内ひとり旅

穂高養生園の食事が特別な理由 ~ 身体も心も満たされるマクロビ食

穂高養生園を毎年訪れる理由はいくつかあります。森の中で過ごす静かな時間、朝のヨガや散歩、ハーバルサウナ…。その中でも、一番楽しみにしているのが「養生園の食事」です。

「今年はどんな料理に出会えるだろう。」
そんな期待を胸に食堂へ向かう時間も、養生園で過ごす楽しみのひとつになっています。

今回も初めて出会う食材や味付け、意外な組み合わせに驚きながら、一食一食をゆっくり味わってきました。

「か~ん、か~ん」心地よく響く木をたたく音が聞こえたら、食事の合図。待ちに待った食事の時間。

素材を生かす、驚くほど丁寧な調理

養生園の料理は、素材本来の味を最大限に引き出す工夫が随所に感じられます。

例えば、具だくさんのお味噌汁。野菜を一度に煮るのではなく、それぞれの素材に合わせて順番に重ね蒸しをしたり、別に茹でたり蒸したりした野菜を最後に加えたりと、とても手間のかかる調理がされています。

お味噌も養生園で仕込んだものと麦味噌を合わせるなど、一杯のお味噌汁にも細やかなこだわりが詰まっています。自宅ではなかなかここまで手間をかけることは難しく、「やっぱり養生園のご飯は特別」と毎回感じます。

穂高養生園の食事の特徴

お待ちかねの食事の時間になると、木のトレイを持って並び、配膳台からひとつひとつのおかずを取っていきます。ご飯の量も希望があれば伝えます。

養生園の食事には、次のような特徴があります。

  • 一日2食(朝食10:30~・夕食17:30~)
  • 動物性食品を使わないマクロビオティック料理
  • ご飯は基本的に玄米(混ぜご飯、炊き込みご飯、酵素玄米などバリエーション豊富)
  • 火・木・土曜日はスープ朝食
  • 食事担当スタッフさんが毎日丁寧に時間をかけて調理
  • 養生園の畑や近隣農家で収穫された旬の野菜を使用
  • 夕食には手作りデザート付き
  • ご飯や汁物がおかわりできる日もある
  • 毎食、担当スタッフさんが料理や食材について説明してくださる

料理の説明を聞きながらいただくので、「今日はこんな調理法なんだ」「この野菜は養生園の畑で採れたものなんだ」と、より味わい深く感じられるのも楽しみのひとつです。

スープ朝食も大満足

「一日に2食なのにスープ朝食だとお腹がすきそう、、、」と思っていましたが、具沢山のスープは、満足感がいっぱい。おかわりもできることも多い。

今回初日のスープ朝食は、

  • 具だくさんのお味噌汁
  • 野菜のおかず
  • お漬物
  • ごま塩をかけていただく玄米ご飯

というシンプルな献立。でも、このお味噌汁が本当においしいのです。野菜の甘みと旨みがたっぷり詰まっていて、身体にじんわり染み渡ります。おいしくて、ご飯も味噌汁もおかわりしました。

楽しみなデザート付きの夕食

ある日の献立をご紹介すると、

  • 椎茸の唐揚げ(オニオンソース・ポン酢添え)
  • 白ごま豆腐
  • スパイス香る野菜の白和え風マリネ
  • きのこと大根の煮物
  • わかめのおすまし
  • 酵素玄米(ごぼうの佃煮添え)
  • デザート(プルーンのパウンドケーキ、ブラックベリー、豆乳ヨーグルトソース)

野菜だけとは思えないほど満足感があり、それぞれの素材の味や食感をしっかり楽しめる献立でした。椎茸の唐揚げは特に印象的で、シンプルな調理法なのに椎茸と言われなければわからない食感。隣で食べていたゲストさんが「椎茸と気づかず食べていた!椎茸ぎらいの私が初めておいしくいただけた」と言っていたのが印象的。私も椎茸嫌いの息子にいつか食べさせてみようかな。ちなみに調理法を聞いたところ、椎茸を1cmぐらいに切って米粉をまぶして揚げるだけ。

毎回、家庭では思いつかないようなアイデアに出会えるのも養生園の楽しみです。

食べる時間も大切なセルフケア

養生園の食事は、味だけでなく見た目も美しいのが特徴です。彩り豊かな野菜や器、盛り付けまで美しく丁寧で、まるで季節をそのまま器に盛り付けたよう。目で楽しみ、香りを楽しみ、ゆっくり味わう。

私は毎食、1時間ほどかけてゆっくり味わいます。忙しい日常ではつい急いで済ませてしまう食事も、ここでは「食べることそのもの」を楽しむ時間になります。

レシピ本にも込められた思い

養生園監修のレシピ本も出版されていて、私も持っています。巻末には、養生園の食事づくりに対する考え方や「なぜこの調理法なのか」といったこだわりも紹介されています。

『穂高養生園の週末ごはん』

すべてを家庭で再現するのは難しくても、「素材を大切にする」「旬をいただく」「自分で自分の身体を守る食事」という考え方は、普段の食生活にも取り入れたいと思わせてくれる一冊です。

調理スタッフの鈴木愛さんの

『なんとなく不調をととのえるスープ』

『穂高養生園が考えるやさしいおやつ ~小麦粉、卵、乳製品なしでもかんたん、おいしい!』

も気になるところ。

宿泊前に食事について知っておきたいこと

最後に、これから宿泊される方へ。

  • 重い食物アレルギーがある場合は、予約時に必ず相談しましょう。
  • 1泊料金には夕食と翌朝食が含まれています。
  • 食後は自分の食器を洗うセルフスタイルです。

食事の準備から後片付けまで含めて、自然な暮らしを体験することも養生園ならではの魅力。

身体に優しく、心まで満たされる養生園のご飯。滞在中、胃腸をはじめ身体の調子が驚くほどよかったのもその証拠。季節の恵みが詰まった一皿一皿、丁寧に心を込めて作られた食事。「また来年も食べに来よう」と思わせてくれる、変わらないおいしさでした。

今回季節柄よく出てきた野菜、フルーツは、ズッキーニ、ビーツ、じゃがいも、コーン、プルーンでした。

Have nice healthy meals

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