前回は、「旅のお金はメリハリが大切」というテーマで、ここにはお金をかけたいと思うポイントをご紹介しました。
でも実は、旅の楽しさは、お金をかけた分だけ増えるわけではありません。
年齢を重ねるにつれて私が感じるようになったのは、「お金を使わない時間」や「何気ない体験」こそ、あとから心に残ることが多いということです。
「旅はお金がかかるもの。」確かにその通りですが、お金をかけた分だけ満足できるとは限りません。これまでのシリーズでは、旅費の貯め方や、お金をかけるところ・節約するところについて書いてきました。
今、私が思うのは、「旅を楽しむ工夫」は意外とお金がかからないということ。むしろ、ゆっくり過ごした時間や、その土地の日常に触れた思い出のほうが、あとから心に残っています。
今回は、私が実際によく楽しんでいる、お金をかけなくても旅がもっと豊かになる工夫をご紹介します。

お金をかけなくても心豊かに旅を楽しむ工夫5選
① 公共交通機関を利用しで「住むように旅する」
時間に余裕がある旅では、できるだけ電車や路線バスを利用します。もちろんレンタカーやタクシーが便利な場面もありますが、公共交通機関には、その土地ならではの魅力があります。学生さんがおしゃべりをしていたり、お年寄りが買い物帰りに乗っていたり…。そんな何気ない風景を見ていると、「観光客」ではなく、その町で暮らしているような気持ちになるのです。地元の人が利用するお店や景色を見つけられるのも、公共交通機関ならではの楽しみです。
② レンタサイクルで、自分だけの景色を探す
旅先でレンタサイクルを借りることがよくあります。
自転車は車よりゆっくり、徒歩より遠くまで行ける、ちょうどいい移動手段。気になる路地を曲がってみたり、きれいな景色を見つけて立ち止まったり。風を感じながら走る時間そのものが旅の思い出になります。お気に入りの公園や海辺で、おにぎりやパンを食べるだけでも十分幸せ。運動不足の解消にもなり、一石二鳥です。
③ スーパーマーケットで宝探し
旅先では、必ずと言っていいほど地元のスーパーに立ち寄ります。野菜や果物、お惣菜、お菓子、調味料…。その土地ならではの商品が並んでいて、見て歩くだけでも楽しい時間です。商品のディスプレイもその土地ならでは。観光地のお土産屋さんでは出会えない掘り出し物が見つかることもあります。
スーパーで購入して持ち帰った調味料やお菓子を帰宅後に使うたび、旅の余韻を楽しむことができます。
④ ホテルでのんびり過ごす
旅では「朝から晩まで観光しなければ」と思いがちですが、最近はホテルでのんびり過ごす時間も大切にしています。高級ホテルでなくても十分。
地元のお惣菜屋さんでお弁当やサラダを買ってきたり、お気に入りのスイーツを並べたり。部屋で自分好みのお茶を入れて、本を読んだり、旅の写真を整理したり、旅ノートで旅の思い出を書き留めたり。
ホテルのラウンジや庭、ライブラリーなど、利用できるサービスがあれば積極的に楽しみます。ホテルの窓から見える景色を眺めながらのんびり過ごすのもいいですね。
「ホテルでゆったり過ごす時間」も、旅のぜいたくのひとつです。
⑤ 人気観光地に朝一番に訪れる
人が多い観光地でも、朝早く行くと驚くほど静かです。澄んだ空気の中で景色を眺めたり、写真を撮ったり。昼間とはまったく違う表情を見ることができます。
早起きするだけなので追加の費用はかかりませんが、満足度はぐっと高くなります。
でも、こうした時間こそが、その土地を心から感じることができて何よりの思い出になっています。

これからも、自分らしいお金との付き合い方を大切にしながら、心に残る旅を続けていきたいです♫
「たくさん見る旅」より、「ゆったり感じる旅」が心地よくなってきたこの頃。豪華な部屋や食事もたまには素敵ですが、お金をかけなくても心が満たされる瞬間はたくさんあります。
- 早起きをして美しい朝焼けを見ること。
- 自転車で風を感じること。
- スーパーをのぞいてその土地の文化を感じること。
- ホテルでゆっくり本を読むこと。
そんな小さな体験の数々が、私にとっては何より心地よい旅に。旅の豊かさは、使ったお金ではなく、どれだけ心が動いたかで決まるのかもしれません。
これまで5回にわたってお伝えしてきた「旅のお金のリアル」を振り返ると、私なりにたどり着いた答えがあります。
お金をかけるところと、かけないところ。そのバランスを自分らしく選ぶことが、旅の満足度を大きく左右するということです。
次回は、このシリーズ第6弾として、「旅の満足度がアップ!『メリハリ旅』のすすめ」をお届けします。⤵
旅をもっと心地よく、自分らしく楽しむための「お金との付き合い方」を、「メリハリをつけること」にフォーカスして整理してみたいと思います。

Have a nice trip❢
